2007年1月21日 UP
「2階のトイレを流すと1階のトイレがあふれそうになるんです。」 典型的な下水管詰まりの症状です。下水詰まりの場合まず排水マスを開けて状態を確認しますが、トイレの前には無くてはならないはずの排水マスがありません。
地面を掘ってみると、ありました排水マスのフタです。埋まっていることからもかなり長い間フタが開けられていないことが分かります。
フタを開けてみると、木の根がトイレの排水管を完全にふさいでいました。この状態ではかなり以前から流れが悪かったはずです。「前はスッポン、スッポンするやつ(ラバーカップ)でやったら流れたんだけど、今日はもう流れんかった。」トイレが頻繁に詰まるの困っていたようです。詰まりの原因を除去したので今後は安心ですね。
カテゴリー:12.詰まり
2007年1月5日 UP
「トイレを流したときに携帯電話が便器の中に落ちて一緒に流れてしまったんです。そうしたら便器が詰まってしまったんです。」よくある事故です。携帯電話などを流して詰まったときは便器をはずしてから取り出す作業をします。
便器をはずして裏から覗いてみると、携帯電話がガッチリと詰まっていました。何とか引っ張り出すことができましたが、裏から出ない場合は便器をさかさまにして入り口に戻す作業をします。作業時間は大体1時間前後で完了します。
縦約5cm、横約6.5cm結構狭い便器の排水口。でもここに来るまでの途中で異物は詰まってしまいます。よく御問い合わせで「携帯電話を流したんだけど、トイレが普通に流れるんです。このままトイレを使っても大丈夫なんでしょうか?」と言うお電話を頂きます。ここから先の排水管の直径は便器の水路の直径よりだいぶ大きいので排水管に異常がない限り管内で詰まることはほとんどありません。
2007年1月3日 UP
「トイレの水がなかなか引かないんです。それにお風呂の排水も流したらゴボゴボ音がするんです。」排水詰まり修理のご依頼を頂きました。2ヶ所以上が同時に詰まる場合や、普段は音がしないのに水を流したら排水溝からゴボゴボ音がしだした場合、下水管が詰まっている可能性があります。
下水の詰まりの場合、排水マスを開けて詰まりの原因を調査します。でも、このお宅は排水マスが埋設されていました。流し台、お風呂、トイレなど排水設備がある所や家の曲がり角などに排水マスが設けられています。
地面を掘っていくと、排水マスのフタが出てきました。ここを開ければ詰まりの原因があるかもしれません。
これが排水詰まりの原因。
どうやら木の根がはいってきた様です。かなり以前から流れが悪かったと思われます。
詰まりの原因である根っこを除去して作業完了です。今後は1年に1度くらいは排水マスをあけて根っこが入ってきていないか点検しておいたほうが良いでしょう。
2006年12月27日 UP
パイプ洗浄剤を使って自分で直そうとしたら余計に流れが悪くなって完全に詰まってしまった。と言ってご依頼を頂く場合があります。私たちが使用する業務用のパイプ洗浄剤でも同じ事が起こる事があります。こうした場合は排水管にワイヤーのような詰まり除去工具を入れて詰まりを解消します。
カテゴリー:12.詰まり
2006年12月13日 UP
下水管の詰まる原因に配管の逆勾配があります。排水管には汚物がスムーズに流れていくように滑り台のように勾配が付いています。だから画像のように排水管に水がたまっているのは排水管が故障している状態です。こういう状態でトイレから汚物を流した場合、管の途中で汚物が止まってしまいます。木の根などの異物の場合は異物を除去すればとりあえず排水は流れますが、逆勾配などの構造上の異常の場合は排水管の工事が必要となります。
2006年12月2日 UP
中区のとある公園。
「集会所のトイレが詰まって下水があふれ出しているので修理してほしい。」とご依頼を頂きました。到着後下水管の詰まり除去工具や高圧洗浄機を使用してなんとか汚水は流れていきましたが、水が引いていった後、下水の詰まりの原因が見えてきました。
詰まりの原因は木の根。排水管の中に木の根が進入しています。手である程度は除去しましたが、下水管のかなり奥まで根が侵入しているのか引っ張っても根っこが出てきません。どうやら地中の管のどこかから根が管内に侵入している様です。
地面を掘って見ると、排水管の継ぎ手の隙間から1本の太い根が管に進入しているのが分かりました。管を切断すると中には木の根がぎっしり入っていました。ここから根が進入していたため、根っこが管に引っかかり、排水マスの側から根を除去できませんでした。
排水管から出てきた木の根。原因となっていた1本の根を除去するとずるずると出てきました。集会所のトイレであまり使用していなかったらしいのですが、これではトイレが流れるわけがありません。木の根は排水管の漏水部分や隙間から水や養分を求めて進入してきます。
原因部分をしっかり修理して工事完了です。一般家庭でも今回と同じように何メートルもの根が進入するケースもあります。排水管の近くに植え込みをしているご家庭は注意が必要です。
2006年11月24日 UP
「お風呂の排水が流れなくって詰まったみたいなんですけど見てもらえますか?」とご依頼を頂きました。ユニットバスの排水が詰まると水がなかなか流れなかったり、浴槽で流した水が、洗い場の方にあふれてきたりします。
詰まりの程度を確認するため浴槽の水を流す。しばらく流すと洗い場にじわじわ水が広がっていきます。しかし完全な詰まりではなく排水能力の低下といった感じでした。この様な比較的軽微な症状の場合、毛髪が原因で詰まることが多いようです。
手で全部除去できる場合もありますが、今回は排水口の奥の詰まりが手作業では除去できないので詰まり除去ポンプを使用しました。やはり原因は髪の毛。
作業終了、詰まりも取れて流れが良くなりました。ユニットバスの詰まりはほとんどの場合、短時間での修理が可能です。
2006年11月23日 UP
「下水が詰まってしまって排水マスが水でいっぱいになっているんですけど」とご依頼を頂きました。家の排水には下水の合流部分や曲りの部分に鉄や樹脂、又はコンクリートでできた丸いフタが付いている部分が排水マスです。その中でも家の一番最後についているマスを最終マスと呼びます。
「以前にも最終マスが詰まったことがあったんです」と言うお客様のご指摘どおり最終マスで汚物が流れずに堆積していました。
詰まりを除去した後、下水の詰まりの原因が見つかりました。上の穴がトイレの排水。左が台所、浴室などの排水、下の穴が下水本管につながる排水管ですが、トイレ側のコンクリート製の排水路が途中で壊れて穴が開いています。これでは正常に排水ができずここで汚物が詰まってしまいます。
排水管が本来の位置から下にずれています。これが詰まりの原因です。ここを修理しないと詰まりがすぐに再発してしまいます。
幸いにも排水管の勾配が取れそうな状況でしたので既存のコンクリートの薄くなった部分を一度除去し、排水溝を再生していきます。しっかりと補修することで下水の詰まりと排水管の沈下の再発を防止します。
排水管の沈下が見られたため、管内検査カメラを使用して排水管内に水溜りなどないか検査して無事作業終了です。
2006年11月17日 UP
深夜、今年の5月にできたマンションでトイレのつまり修理のご依頼を頂きました。トイレの使用年数に関係なく起こることが多いようです。詰まりの原因はほとんどが、紙や汚物によるもの。修理時間も大抵10分程度で直ります。
2006年11月13日 UP
「トイレに物を落としてから、よく詰まったりするんです。」とご依頼を頂きました。トイレが詰まるのは、紙の使いすぎによる場合がほとんどですが、誤って異物を流してしまう場合もあります。現場に到着後詰まり除去工具を使用しましたが、やはり直ったと思って紙を流したらまたすぐ詰まる症状が現れました。こうした場合便器をはずして詰まりを除去します。便器をはずしたところ、中から手鏡が出てきました。これが便器の中で排水口を塞いでいたようです。
この便器の排水口の直径は約7cm。紙詰まりの場合も汚物と紙の量が多い時などに詰まりが発生します。
手鏡が直径7cm以上あったため、便器の出口に引っかかって、便器の中で排水口の弁のような動きをして閉じたり開いたりしていたので詰まったり流れたりを繰り返したようです。よく「携帯電話をトイレに流した。」と言うご依頼もよく頂きますが、携帯電話の大きさによっては下水管に流れていってしまう場合もあります。もし誤って携帯電話を流してしまった場合は、早めの対処が肝心です。